積水化学Vision 2030を発表
積水化学は2020年5月22日、長期ビジョン「Vision2030」を発表した。
(出所) Vision2030企業価値とESGを意識したビジョン
ビジョンでは1兆円の売上規模を2030年までに2兆円とすることを目指すとの目標が掲げられている。またESGが強調されてており、かつ企業価値にとって重要な指標であるROICを導入したことより、長期的に株価を向上させることを意識していることもうかがえる。
事業ごとの目標
また積水化学はカンパニー制を導入しているが、ビジョンでは主に4つの事業ドメインごとに目標が設けられている。
- レジデンシャル
住宅カンパニーの目標。2019年売上5,100億円から7,500〜8,500億円へ成長を目指す。まちづくり・AI/IoT活用へ事業領域を広げる。 - アドバンンストライフライン
環境・ライフラインカンパニーの目標。2019年売上3,000億円から5,000〜5,500億円へ成長を目指す。脱化石資源依存、次世代交通・エネルギー・空間快適化等へ事業領域を広げる。 - イノベーティブモビリティ
高機能プラスチックカンパニーの目標。2019年売上2,500億円から4,500〜5,000億円へ成長を目指す。航空機・移動体、次世代交通・エネルギー・空間快適化等へ事業領域を広げる。 - ライフサイエンス
メディカル事業の目標。2019年売上750億円から2,000〜2,500億円へ成長を目指す。細胞培養ソリューション、医療用樹脂材料へ事業領域を広げる。
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