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13年ぶりにEU理事長となるドイツ。欧州内でバリューチェーンを再構築する方針

EU理事長となるドイツ

2020年7月1日より6ヶ月間、ドイツは欧州連合理事会の議長を6か月間務める。このポジションは、ヨーロッパの政策問題についての目標/方針を設定する機会を得られる「大統領的な役割」である。実際、ドイツ政府も同様のコメントを発言している。尚、EU理事会議長国は、輪番制であり、約13年に1度回ってくる。

参考:EU理事会と議長国の説明

EU理事長として重要な役割を持つドイツ連邦経済エネルギー省のピーター・アルトマイアー大臣はコロナ危機からの教訓としてバリューチェーンについて見解をのべた。「復旧のための心臓部は、欧州単一市場を維持し、さらに欧州経済の国際競争力を高めることにある。汎ヨーロッパのバリューチェーンを拡大および構築することにより、重要な分野におけるヨーロッパの主権を強化したい。」

EU理事長としての方針

ドイツはEU理事会に向けた方針として「Gemeinsam. Europa wieder stark machen(共に。ヨーロッパを強くしよう!)」プログラムを発表し、政策に優先順位をつけた。

Gemeinsam. Europa wieder stark machenプログラム

優先順位が高い順に、下記の通りである。

  • Covid-19パンデミック危機の克服と経済回復
  • より強く、更に革新的なヨーロッパ
  • ヨーロッパらしさ(ein gerechtes Europa,)
  • 持続可能なヨーロッパ
  • 安全保障と共通の価値観を持つヨーロッパ、
  • 世界の屈強なヨーロッパ。

Covid 19ウイルスは封じ込めてようやく、経済の回復が可能になる。またヨーロッパの社会的結束が強化し、連帯および共有された価値観も重要となる。 そして、気候変動やデジタル化など、現代の主要な変革プロセスを検討したいと考えている。対外的に行動するヨーロッパの能力を強化することも重要ですあり、この方法でのみ、ヨーロッパは利益の確保と世界への責任を引き受けることができるとのことだ。



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