BASF「企業戦略2018」の概要

2018年11月にBASFが発表した新企業戦略では、「利益」と「CO2-neutral」がキーワードである。
BASFの企業戦略
2018年11月、BASFは「BASF Corporate Strategy(BASF企業戦略)」を発表した。BASFの新企業戦略では「利益」と「CO2-neutral」を両面ともに成長させることを目指す。またBASF取締役会会長のDr.マーティン・ブルーダーミュラーは「新しい戦略により、BASFを成長軌道に乗せる」と述べている。
同企業戦略では、以下の目標が設定された。
- 顧客にとってより魅力的な会社になることで、世界の化学品市場を上回る成長を目指す
- フェアブント(統合生産)、イノベーション、サステナビリティ、デジタル化、オペレーショナルエクセレンスの強みを磨き上げる
- サステナビリティに大きく貢献する製品による売上高を2025年には220億ユーロに
- 特別項目控除前EBITDAを年率3%から5%増加
- 連続増配の継続
BASFの組織再編
更に、BASFは事業セグメント構造の見直しを行い、2019年1月より組織体制を再編する。新組織は以下6つの事業セグメントで構成される。
- ケミカル
石油化学品、中間体 - マテリアル
パフォーマンスマテリアルズ、モノマー - インダストリアル・ソリューション
ディスパージョン & ピグメント、パフォーマンスケミカルズ - サーフェステクノロジー
触媒、コーティングス - ニュートリション&ケア
ケア・ケミカルズ、ニュートリション & ヘルス - アグロソリューション
尚、BASFは2018年8月にバイエルの一部事業を買収(4500人の社員が)することで、アグロソリューションを強化している。
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