日産「NISSAN NEXT」事業構造改革計画
概要
- 日産は事業構造改革計画「NISSAN NEXT」を発表
- 日米中のコア市場へ集中し、他市場では撤退はしないがスリム化
- 電動化、自動運転技術への投資は継続
事業構造改革計画「NISSAN NEXT」
日産は2020年5月、事業構造改革計画「NISSAN NEXT」を発表した。
NISSAN NEXT
日産は、「最適化」「選択と集中」であると語った。
具体的には今後、コアマーケットと定める日本・中国・北米にリソースを集中させること、欧州・ラテンアメリカ・ASEANでは事業継続するがスリム化させる。また2023年度までに車種数を20%削減(69 から55車種以下)し、グローバルに魅力と競争力を発揮できるモデルにリソースを集中する。また、電動化の推進、先進運転支援技術の拡大方針も継続する。2023年度末に営業利益率5%、マーケットシェア6%レベルを目指す。
地域ごとに再定義した日産の方針
【米国】
- 北米工場の最適化
- より小売に重点を置いたビジネスへ
- SUV・ピックアップセグメントの商品力を強化
【日本】
- 電動化を強力に推進し、毎年新車を導入
- 電気自動車、先進運転支援技術におけるリーダーを継続
【中国】
- ブランド強化のため、ニッサン・インテリジェント・モビリティ(NIM)に明確にフォーカスして 存在価値を高めることを継続
【欧州】
- 電動化を強化し、持続可能な市場占有率の獲得
- クロスオーバーSUVにフォーカスし、アライアンスのアセットを活用
- バルセロナ工場閉鎖に向けた協議と準備
【その他】
- インドネシア工場の閉鎖
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