ポルシェの2020年上半期利益は、全欧州自動車ブランド内で1位
超高級車はコロナ禍でも好調
ポルシェの2020年上半期の営業利益は約12億ユーロと、欧州自動車メーカー内で1番の利益をあげた。コロナの影響により、欧州自動車メーカーは軒並み販売台数を落とした。それにも関わらず、超高級車セグメントであるポルシェやフェラーリは利益を確保した。
自動車ブランド別の営業利益
# | 会社名 | 営業利益 (億ユーロ) |
---|---|---|
1 | ポルシェ | 12.3 |
2 | PSA | 5.2 |
3 | フェラーリ | 2.4 |
4 | メルセデス | -0.6 |
5 | アウディ | -0.6 |
6 | BMW | -1.3 |
7 | VW | -2.1 |
ポルシェCEOのコメント
オリバー・ブルーメCEOは「コロナを受けてコスト削減に努めた」とコメントしている。さらにポルシェのマージンは、非常に高いため、コスト削減の施策が利益確保につながりやすかったと考える。
また欧州では、社員(特に役員)へのインセンティブとして社用車を提供しており、ポルシェなどの高級車は社用車市場で多く販売されている。この高級社用車市場は、一般消費者向け高級車市場と比較して安定しているため、コロナ下でもポルシェの利益は確保されたのだと考える。
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