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EUは加盟国拡大の方針を示すことで、中国・ロシアの侵食を牽制

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2020年1月に英国が離脱し、EUの加盟国は27になったが。しかし、欧州連合(EU)はバルカン半島の北マケドニアとアルバニアと、EU加盟に向けた交渉に入ることを決めるなど、加盟国拡大の方針を堅持している。
北マケドニアとアルバニアの人口はそれぞれ200万~300万と小規模な国である。しかし、同地域ではバルカンには中国やロシア、トルコが基幹インフラへの投資などを通じて影響力を拡大しており、EUとして両国を自陣営に取り込んでおきたいとの狙いがある。
またEUはモンテネグロとセルビアともすでに加盟交渉を始めている。EUはコソボとボスニア・ヘルツェゴビナを潜在候補国と位置づけ、バルカン諸国のEU加盟を優先する方針だ。尚、民主主義が後退しているトルコとの加盟交渉は事実上停止している。

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