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グリーン水素の生産コストは2023年に競争力を持つ。

太陽光発電

コストが課題となるグリーン水素

モルガンスタンレーは、グリーン水素(再生可能エネルギー由来の電力を利用して生産する水素)が2023年にはコスト競争力を持つ可能性があると分析した。この理由は、風力や太陽光の発電コストが急速に低下しているためだ。

再生可能エネルギーは発電するタイミングを自由に調整することができないため、電力の保存方法が課題となっている。これがPtoX(Power to X)であり、日本も数年前からドイツをベンチマークしている。

(参考)経産省のドイツPower to Gas視察(2016年)

(参考)欧州におけるPower to Gasのプロジェクト動向レポート(2017年)

水素はグリーン電力を保存するための媒体として注目され続けている。しかし、その生産コストの高さが課題となっていた。

 

価格競争力を持つグリーン水素

現時点での風力発電の価格は20ドル/ MWhであるが、2023/24年までに継続的に低下する。例えば税制優遇も踏まえ、テキサス州の太陽光発電価格は5-7ドル/ MWhまで低くなるとモルガンスタンレーは予測している。その結果、グリーン水素の発電コストは現状の1.53ドル/kg,から、約1ドル/ kgまで低下すると予測する。(再生可能エネルギーの発電価格が2ドル/MWh下がると、グリーン水素の生産コストは0.1ドル/kg低下する。)

この結果、グリーン水素は、天然ガスから抽出する水素と同等レベルまで生産コストが下がる可能性がある。

 

EUとアメリカで水素の重要性が急速に高まる

2020年7月にEUは「EU水素戦略」を策定した。

EUは2030年までに1450億ユーロを水素技術開発に投資したいと考えている。

また同月、アメリカ政府も2020年だけでグリーン水素経済の構築に6400万ドルを投資することを決定した。

このようにEUとアメリカでは水素の重要性が、急速に高まっている。

 
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