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独エネルギーREWは、アフリカ産水素の輸入の可能性も視野に検討

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ドイツでは水素の重要性が急速に高まる

ドイツ政府は2020年6月に「国家水素戦略」を発表した。ドイツ政府は70億ユーロを投資し、2030年までに5,000メガワット、2040年までに10,000メガワットの水素生産能力を構築するとのことである。さらに同年7月にドイツ政府は鉄鋼産業の戦略も発表した。ここでも、鉄鋼産業で水素を積極的に利用する方針も打ち出された。ここからもわかるように、ドイツでは水素の重要性が2020年に急速に高まった。

(参考)ドイツ政府「国家水素戦略」の原文
(参考)鉄鋼の産業方針をドイツ政府が発表
(参考)EUは「EU水素戦略」を策定し、新組織も発足。

アフリカからの水素輸入を検討するREW

独エネルギー大手RWEのシュミッツCEOは、ドイツ国内で生産産の水素は十分な量ではないとの見解を示した。

シュミッツ氏も、「気候変動に関する目標達成のためには、水素なしではエネルギー転換は成功しない。」と発言している。またRWEは2040年までに気候中立になることも目指している。しかし現状では、太陽光等の自然エネルギーから水素を生産する「グリーン水素」のコスト競争力は極めて低い。化石燃料から水素を取り出す手法と比較して、価格は2倍である。100メガワットの容量を持つ電解槽を建設するためには約1億ユーロの投資が必要となる。さらに電力だけでなく、水素はモビリティ業界にも利用されることが検討されているため、需要量は大きい。

このような状況を踏まえ、シュミット氏は、「北アフリカなどの太陽が降り注ぐ地域でグリーン水素を生産し、それをヨーロッパに輸入することは理にかなっている」と発言した。



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