DAX30とは?ドイツを代表する企業は?
DAX30とは?
DAX30とはドイツを代表する30社の時価総額を加重平均した株式指数である。フランクフルト証券取引所に上場する企業のうち、規模・流動性ともに優良な30銘柄がドイツ取引所(フランクフルト証券取引所運営会社)により選出される。下表の企業がDAX30銘柄となる。(2020年6月時点)
# | 会社名 | 業界 | Webサイト |
---|---|---|---|
1 | Adidas | 衣服 | リンク |
2 | E.ON | エネルギー | リンク |
3 | RWE | エネルギー | リンク |
4 | BASF | 化学 | リンク |
5 | Henkel | 化学 | リンク |
6 | Covestro | 化学 | リンク |
7 | Beiersdorf | 化学 | リンク |
8 | Deutsche Bank | 銀行 | リンク |
9 | Deutsche Börse | 金融 | リンク |
10 | Siemens | 産業機械 | リンク |
11 | Linde | 産業用ガス・設計 | リンク |
12 | HeidelbergCement | 資材 | リンク |
13 | Volkswagen | 自動車 | リンク |
14 | Continental | 自動車部品 | リンク |
15 | Daimler | 自動車 | リンク |
16 | BMW | 自動車 | リンク |
17 | Merck | 製薬 | リンク |
18 | Bayer | 製薬・化学 | リンク |
19 | SAP | ソフトウェア | リンク |
20 | Deutsche Telekom | 通信 | リンク |
21 | ThyssenKrupp | 鉄鋼 | リンク |
22 | Infineon Technologies | 半導体 | リンク |
23 | Wirecard | フィンテック | リンク |
24 | Vonovia | 不動産 | リンク |
25 | Deutsche Wohnen AG | 不動産 | リンク |
26 | Fresenius | ヘルスケア | リンク |
27 | Fresenius Medical Care | ヘルスケア | リンク |
28 | Munich Re | 保険 | リンク |
29 | Allianz | 保険 | リンク |
30 | Deutsche Post | 輸送 | リンク |
- | Lufthansa | 航空 | リンク |
ドイツを代表する企業
フランクフルト証券取引所はドイツで最も大きく、世界では第10位の証券取引所である。DAXを構成する30銘柄がフランクフルト証券取引所の時価総額の約75%を占めている。ここからもわかるように、DAX30社を構成する企業はドイツを代表する会社と言える。
しかし、ドイツではDAX30以外にも優良企業が多い。例えば、DAXの下にはMDAX(DAX30の予備軍)という銘柄がある。さらにその下にSDAXが控えている。その他にも、ボッシュなどのように非上場だが、ドイツを代表する企業も多い。
ドイツの「隠れたチャンピオン」も、大半が非上場優良企業である。
尚、DAX指数創設来の採用銘柄である航空大手ルフトハンザは、コロナによる新型コロナ危機の直撃を受けて株価が急落し
時価総額が大幅に低下したことから、2020年5月22日にワンランク下のMDAXへと転落。代わりに不動産大手のドイチェ・ヴォーネンが採用された。
【関連情報】
シーメンスエナジー、独代表銘柄DAXへスピード昇格。洋上風力・水素・e-fuelへの期待。
この記事は数年前に書かれましたが、その頃と比べ、ドイツのビジネス風景は大きく変化しました。例えば、ワイヤーカードのスキャンダルを受けて、ドイツの代表的な株式指数はDAX30からDAX40へと移行しました。
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