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シーメンスエナジーの成長戦略はグリーンインフラ。

SiemensEnergy

シーメンスエナジーは、シーメンスブランド3本柱(3社)の一角である。シーメンスのエネルギー事業とシーメンスガメサ社で構成されている。そのため、現在は火力発電関連サービスを保有している。当該事業は収益性の高いシーメンスの伝統あるビジネスであった。

しかし、2020年11月10 日にシーメンスエナジーは、純粋な石炭発電所の新しい発注を受けないという方針を打ち出した。風力を中心とするグリーンエネルギーへの転換方策である。ただ世界の全ての地域がすぐに再生可能エネルギーへすぐにシフト可能な訳ではない。そのため、例えばインドネシアのプロジェクト等、現在進んでいる事業は継続させる方針である。

シーメンスエナジーは今後、再生可能エネルギーを中心とした「グリーンエネルギーのインフラバリューチェーン 全体」でビジネスする方針である。

(参考) エネルギーインフラの将来像

また初年度(2020年)は、減価償却と高額の再編費用により、シーメンスエナジーは19億ユーロ弱の損失を出している。次年度は、2〜12パーセントの売上増加とリストラ等の効率化を進めることにより、営業利益率を3〜5%にすることを目標としている。

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