シーメンス「Vision2020+」戦略 | ドイツ戦略コンサルティング

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シーメンス「Vision2020+」戦略

概要
・シーメンスは2014年に「Vision2020」戦略を発表していた。
・その後2018年8月に「Vision2020+」戦略を発表した。
・Vision2020+では組織体制を「3つの事業会社」と「3つの戦略会社」と分類したカンパニー制へと再編したことが大きな変化である。

シーメンスが2014年に発表したVision2020戦略は、計画より早くかつ成功裏に概ね完了した。シーメンスAGの社長兼CEOのジョー・ケーザーは「過去4年間力を尽くした結果、ほぼすべての事業が利益を大幅に向上し、顧客満足度はかつてない程に高まり、デジタルファクトリー事業は、産業のデジタル化における市場リーダーとなっています。」と述べている。

2018年8月発表の「Vision2020+」戦略は、シーメンスの強力なブランドの下で個々の事業に大幅に独立性を持たせ、市場によりフォーカスすることを目的としている。さらに新たな成長分野であるIoT統合サービス、分散型エネルギー管理、電動モビリティ向けのインフラソリューション等へ投資することによる、成長ポートフォリオの強化を目指しています。シーメンスが既に世界市場でリーダーの地位を獲得している産業デジタライゼーション分野の拡大により、今後中期的に、シーメンスの産業関連ビジネスにおける年間売上の成長率と利益率が2%増加し、基本1株当たり利益が売上より早く向上することが見込まれる。
シーメンスの監査役会会長であるJim Hagemann Snabeは「監査役会は、シーメンスのさらなる戦略的な発展を支援してまいります。Vision 2020+は、次の10年間に向けて変革のスピードを加速し、シーメンスをさらに強固にしていくための素晴らしい計画であると確信しています。」と述べている。

同戦略実現へ向け、2018年8月発表時点の組織体制である5つの事業本部(Division)階層は無くし、3つの事業会社と3つの戦略会社を配置します。
これにより、社会や顧客のニーズの変化に対応するため意思決定を速める狙いである。
3つの事業会社は以下である。

  • 電力・ガス部門や電力マネジメント部門を主に統合する「ガス・電力カンパニー(GP)」(本社機能:米国)
  • 工場のデジタル化部門を中心とする「デジタル産業カンパニー(DI)」(本社機能:スイス)、
  • ビルテクノロジー部門などの「スマートインフラカンパニー(SI)」(本社機能:ドイツ)

戦略会社は以下である。

  • シーメンスが主要株主の連結子会社であるSiemens Healthineers(SHS)、
  • シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー(SGRE)、
  • シーメンスモビリティ(MO)

新体制は、新たな会計年度が始まる2018年10月1日より段階的に進め、2019年3月31日に完了する。



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