CAGR(年平均成長率)とは?Excelでの計算は?

CAGR(年平均成長率)とは?
CAGR(年平均成長率)とはCompound Average Growth Rateの略称であり、「複数年(3年、5年、10年等)にわたる成長を、1年当たりの大きさに換算した成長率」である。CAGRは、複利計算の考え方を前提にしていることに留意すること。
具体例を出して説明する。ある企業の1年目(2020年)の売上が100億円であり、次の3年間で売上高の予測CAGRが+10%と予測する。この場合の2023年売上は133億円である。
- 2020年(1年目):100億円の売上
- 2021年(2年目):110億円 (=100 × 1.1)
- 2022年(3年目):121億円 (=100 × 1.1 × 1.1)
- 2023年(4年目):133.1億円 (=100 × 1.1 × 1.1 × 1.1)
Excelでの計算方法は?
CAGRは競合や買収候補企業の評価など、実務で使う機会は多い。そのためExcelでの算出方法についても説明する。
CAGRの計算式 (Excel)
- (N年目の売上 ÷ 1年目の売上)^ {1 ÷ (N – 1)} – 1
具体的には上記例の場合、以下の数字が入る、
- (4年目の売上 ÷ 1年目の売上) ^ {1 ÷ (4 – 1)} – 1
= (133.1 ÷ 100 ) ^ {1 ÷ (4 – 1)} – 1
= 10 %
当然、この場合、「売上のCAGR(3年間)は+10%」と判断すれば良い。
(参考)EBIT、EBITA、EBITDAとは?違いは?
(参考)ROA、ROI、ROEとは?違いは?
(参考)オフバランス化、リースのメリットとは?
(参考)営業フリーキャッシュフロー(FCF)とは?
—————————————————————————————–
この記事は「ドイツビジネスコンサルティング」が作成しています。欧州に関する戦略/調査は、弊社にお任せください。
ご相談・お問合わせは、下記よりお願いします。
お問合わせフォーム—————————————————————————————–