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BMW、新販売戦略を発表。デジタルで最高益に。

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BMWが2021年に発表した新たな販売・マーケティング戦略を発表した。自動車のネット販売を強化し、収集したデータをマーケティングに活かす方針である。テスラとの違いは、小売パートナーと共に販売改革を進める点だと考える。さらにEV販売も強化する。

新たな販売戦略

BMWは2021年1月に新たな販売・マーケティング戦略を発表した。これが実現した場合、顧客はオンラインで自動車をカスタマイズした上で購入し、玄関先まで自動車が配送されるといったオプションの選択が可能になる。当該サービスは、BMWの小売パートナーと共に進めていくとのことである。顧客がオンラインで商品購入するプロセスを辿ることにより、BMWはこれまで以上に顧客の希望や好みを知ることが可能となる。この情報を活かすことで、顧客にカスタマイズしたサービス開発・マーケティングが可能となる。さらに、オンラインでのアフターセールスにより、将来的に収益性の高いオプション機器販売を大きく伸ばす狙いもある。BMWは、2025年には販売の約4分の1をオンラインにしたいと考えており、販売・マーケティングのデジタル化に2025年までに年間で数百億円規模の投資を計画している。

尚、BMWはコロナのために購入プロセスを可能な限り非接触で行いたいという顧客の要望に応え、2020年に販売・マーケティングのデジタル化を推進した。具体的には、営業担当者がオンラインで顧客にアドバイスをしたり、車両を販売したりすることが可能となった。例えば、営業担当者が画面共有を使い顧客と一緒に車両のカスタマイズを設定したり、バーチャルツアーの提供を実施した。その結果、2020年第4四半期に過去最高の販売台数を達成した。

EV販売を強化

BMWはEV販売を強化したい考えている。販売・ブランド・顧客の責任を負う役員であるピーター氏は「エレクトロモビリティを重要な成長ドライバーと捉えている。2021年に電動化車両の販売台数を半分以上に増やしたい。」とコメントした。

2020年にBEVタイプのモデル「MINI」と「BMW iX3」を発表したのに続き、2021年にはBEVタイプのモデル「BMW iX」と「BMW i4」の生産を開始する予定である。またBMWグループは、BEVとPHEVのラインナップを、2023年までに2倍の25車種に増加させる計画である。尚、このうち半数以上のモデルはBEVとなる予定である。



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